世界のオクラの食べ方
オクラと言えば…日本では、
生あるいはさっと茹でて小口切りにし、醤油、鰹節、味噌などをつけて食べることが多いですよね。
その他にも、
煮物、天ぷら、炒めもの、酢のもの、和えもの、スープ、すりおろすことによって
とろろの代用にするなどの利用法があります。
なっ! なんと!!
オクラは加工食品として、ソースやケチャップの原材料としても用いられます
種子は煎じて
コーヒーの代用品として飲まれた歴史があるんです!!
その他にも、インドグジャラート州では、輪切りにしたオクラをひよこ豆の粉(ベサン )と炒めた
ビンディ・ヌ・シャーク
という料理があり、南インドには、
炒めたオクラをヨーグルトで和え、油で炒めた香辛料で香りをつけたヴェンダッカイ・タイール・パチャディ という料理があります。
パキスタンから中東、北アフリカ、西アフリカ、西インド諸島では、
輪切りにしてトマトや肉と煮込み、ご飯にかけて食べることが多いのです。
キューバでは、煮込み料理にする他、
ピラフのように米と炊き込みます。
ブラジルのバイーア州には、オクラ、タマネギ、干しえび、ラッカセイまたはカシューナッツを煮込んで作る
「カルル・ド・パラ」というソースがあります。
アメリカ合衆国では、南部の料理によく用いられますが、
・
北部ではオクラ特有の粘り気が嫌われることが多く、21世紀現在でもあまり栽培されていません。
・
南部ではスープの具にしたり、輪切りにしてコーンミール(トウモロコシの粉)をまぶして揚げたり、ピクルスにする他、オクラをベーコンと米と一緒に炊き込んだ、
リンピン・スーザン というピラフのような料理もあります。
ルイジアナ州のクレオール/ケイジャン料理では、
ガンボ と呼ばれる煮込み料理にとろみをつけるのに、オクラが使われることが多いのです。
オクラを入れたスープもしばしばガンボ・スープと呼ばれるが、これは
フランス語の「ゴンボ」が英語に導入されガンボとなったものです。
ちなみにオクラのことを、キューバでは「
キンボンボ」、プエルトリコでは「
キンガンボ」と呼びます。
ベトナムでは、
大振りのオクラをスライスしたものを、ヤギ肉の焼き肉と一緒に焼いて食べます。
西アフリカでは、細かく刻んだオクラをヤシ油で煮込んだソースを、米やフフなどの主食につけて食べます。
食べ方だけでこんなに魅力があるオクラ・・・ これで今日から
オクラの魅力に虜になってしまいますね~
関連記事