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Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年08月10日

わが青花に悔なし

撮影・編集の奥西ですface01

今回は少しさかのぼり、
先月7月8日にオンエアしたアオバナの生産者・中村繁男さん
撮影しに伺った時のお話をしたいと思います。

アオバナの摘み取りは早朝から始められるということで、
僕たち撮影クルー映画も早くにお邪魔したのですが

到着した頃には
既にだいぶ作業が進んだicon16状態でありました…kao_12
しかし、それでも撮影するには十分なくらい、まだまだ花摘み作業は残っていましたicon22

それもそのはず、

アオバナは毎日新しい花を咲かせるので、大量に花はあるのですiconN04



この日は「青花紙」を作る工程を、順を追って撮影する映画予定でしたが、
日が陰ってきたため、紙に染めて、天日に干す工程は行われませんでしたicon02



ただ本来「青花紙」を作るに際し、色の鮮度を保つためには

花摘み絞り染め乾燥

この作業を夏の盛りicon10酷暑の中、休みを取る間もなく一気に行う必要があり、
綺麗な見た目iconN11とは裏腹に、その苛酷な作業から

地獄花」という異名もあるほどなんですよkao_16



そんな苛酷な作業にも関わらず、
中村さんをはじめアオバナ生産者のみなさん
今日まで途絶えることなく、アオバナ栽培iconN12を続けて来られたのは
アオバナへの想いicon06がどの方も人一倍強いからではないかと
思えてなりませんiconN36



ところで、この中村さん、
冊子「草津あおばな読本」本の表紙を飾るほど

アオバナといえばこの人、
言わば「THE アオバナ」といっても過言ではない方なんですiconN04

というのも、それまで隆盛を極めていたアオバナ栽培も、
高度成長期を境に需要が減り、生産者も減少の一途icon15をたどったわけですが、
その中において、中村さんはアオバナ栽培を守り続けてこられ、
また健康食品としてアオバナが注目目されだした際も、研究に協力を惜しまないなど、
アオバナの今日の発展に貢献されてきたのですicon12

「70年間アオバナ生産をやってきたが、
ここへきて全国の皆さんに注目されるなど、
実りが出てきたのは嬉しい限り」

とは中村さんの弁。



オンエア当日は出演の予定はなかったのですが、
中継現場へ陣中見舞いに駆けつけて下さり、
急遽、番組の最後に登場していただきましたkao_21
最後までありがとうございましたface02


   ※↑ 左から3人目が中村さん



Posted by BBCおいしがうれしが at 12:47 Comments( 0 ) 撮影こぼれ話